2018年 08月 13日
セピアンレリーフの下地 |
セぴアンレリーフの下地
まずセピア色の朽ちた下地を作っています。
乾燥してから磨いたり細い筆で絵を描くように
塗っていきます。
油彩画のようで立体レリーフはずっと
考えていたのですがなかなかアイデアから
実行するまでが大変でした。
セピア色の絵を描いたり白黒のお人形の世界観は
見てもらうとだいたい色が無いから
人の作品と並ぶと印象が弱いとか
タッチが弱いから後ろに下がって見えると
度々言われてきました。
今回も色を付けるか付けないかかなり悩みました。
そんな時にアメリカの動物アニメで
猫の兄弟かお兄さんに弟が宿題を教えてもらって
りんごが5個あって3個渡しました。
残りは何個でしょうかという問題に、
お兄さんは誰がりんごを渡せと言ってきたのか?
と弟に聞くと問題にそんな事は書いてないと
答えるのですが、りんごは誰にも渡すな。
自分で全部持っておけ。
答えはそう書いとけと兄が言います。
宿題の答えは間違っていますが。
人からの要求されるまま渡すな。
自分の物は自分で持っておけという強い意志のお話で
とても感銘を受けました。
人がセピアンはなぁと言っても自分は
セピアンなんだ!いいか絶対にだ!!
言われるままにころころ変えてたら
今度は自分がないとかぶれていると
また言われるだろうと思います。
印象が薄かろうが嫌われようが
とにかくこうすると思ったらころころ変えない。
ちょっと受けたらそればっかりもやらない。
自分の作れる時間はもう限られているので、
これと決めた事をする。
そんな思いのレリーフです。
by nobuyukihayashi
| 2018-08-13 11:25
| お人形制作記録